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8/26(日)塩谷哲トリオ@Blue Note Tokyo

SALTトリオ東京最終日。

今日の1stは20歳未満の方もOK。
小学生のお子さんもいらしてました。

= 1st Set =

「今日は就学児もOKで、まだ4時です。早い。普段より3時間ぐらい早く起きてがんばってます。」

・Mas Que Nada (Sergio Mendes)
ピアノは軽快。ドラムもベースもはずむ感じ。
スッキリ、からっと明るい。さらさらっと、暑すぎず、クールすぎず。
全体的にそうなんだけど、陽介さんのベースソロは曲全体を大きくとらえてる。その中で、遊んでる。そしてベースが歌ってる。
最後にドラムとピアノの掛け合い。おふたりともまったく力みがなく、自然。さらさらっと演奏してるけど、それがまたかっこいい。

・Delicious Breeze
さわやかな風がゆるやかに。澄みきった青空と、楽しいことに向かっていくようなわくわく感。
ピアノの音は楽しい光を集めて放ち、一面その光で満たしていくようだ。ピアノの音が流れたところに光が集まって帯のように連なり、流れ、上に上がっていく。
つづくベースソロはその光の筋を目で追って、さらにわくわくした気持ちが高まっていくよう。

「国立音大で教えるようになって、最近若い人と知り合うことが多くなって、そうすると自分も若い感性を感じて変わってくるんです。」
「JAZZは即興演奏でやってくることが多くて、イントロがこうやって始まるとかどうやって終わるとかちゃんと決まってないことが多いんです。互いの気持ちを感じ合いながらやってます。」

・Jerash
どこか遠くから風に乗って聞こえてきたようなピアノから。弓を使ったベースが風のように後につづく。
ピアノはやさしい風のように流れる。しばし過去のことに、遠くに目をやりながら想いをはせる。
それが自分で見たものなのか、そうではなくてこの風が遠い過去から連れてきたものなのか。でも確かに今ここに自分が存在していること、大地を空を風を感じている。

・Mr. D.F.
今鳴っている音を一瞬、一瞬ズバッと切り取った時に見える断面の模様。
それがころころと入れ替わっていく。色と色が混ざり合う様子、一定ではなく常に変化し続ける模様。
感情を交わすことなく、街が目まぐるしく変わっていく様子。
そんな中でベースの音に人間的な感情みたいなものを感じる。

「(陽介さんを紹介)コントラバス、オーケストラでは弓を使います。それがJAZZに来ると指で弾くんです。クラシックにおけるピチカートとは違うの?(陽介さんがちょっと弾いてみてくれる)クラシックだとホールが広いからそのほうが響きますよね。JAZZだと小さいところでやるからあまり響かないように、なのかな。」
あと、クラシックではもともとチューバがベースの代わりだったそうです(陽介さん談)

「(山木さんの紹介)日本のJAZZに限らず、プログレ、いろんなところで最先端を突っ走ってきた人です。今僕らと演奏するときも同じ目線で演奏してくれるんです。彼のシンバルや太鼓は彼の声のように聞こえてくるんですよ。」

・Storm Front
ドシャーン、バシャーン。たたきつける雨と風。
ピアノもドラムもガシッとした音。ピアノソロで少し風向きが変わる。
自分に雨風が正面から強くふりかかってくる。それにも負けず立ち向かっていこうとする。
3人の音が時折ぶつかり合ってはじける。ぶつかりあった音がそこに残っていて、それらが混ざり合って渦をまく。
緊張感と迫力。

・Flying Shoes
がらっと変わる。ピアノは軽快。青空。
ピアノから色のついた音が飛び跳ねていって、ふわふわと浮かんでそれを目で追っていく。
ピアノが「そうでしょ?楽しいでしょ?」って言ってる。ベースが答えてる。ドラムが「そうそう、そうだよね」って相槌打ってる。
3人とも笑顔で楽しそうだ。

= Enc =
「子供向けにアンパンマンとか、何かやろうか?って考えたけど、いつもやってることをきいてもらおう。わからないようなものもそのままやってしまったわけですが、少しでも感じてくれればいいと思います。」

・Ladies in Mercedes
ピアノとドラムとの掛け合い。山木さんはシンバルしか叩いていないのにかっこいい!
ベースソロ。突然タンゴになる!と思ったらアンパンマンにもなる!さらにボディまで叩く。
陽介さん、いったいいくつの引き出しを持ってるんだ!

= 2nd Set =
演奏始めようとしたら、合わない!
「あれ~!!」山木さん「ごめん、違う曲やったーcoldsweats01

・Delicious Breeze
この3人で、3人の音が一緒になっている。絶対的な安心感。いいなぁ。
山木さんはほんと、シンバルだけでかっこいい。ピアノが踊ってる。ベースもはずんでる。ドラムもワクワク、ドキドキ。
ほら、ピアノから楽しい光があふれ出している。ピアノから飛び出した光がまわりをさらに明るい色に染めている。すがすがしくてさわやか。

・Afterscent
この曲好き!山木さんのシンバル、ハイハット、スネアのリムの音がステキっ。
前に行きそうでちょっと後ろに引っ張る感じ。ピアノもドラムもカチッとした音で、それがハマっていてかっこいい。その中でベースは少し人間的な音を加えるというか。

ベースはしっかりとリズムをきざみ、互いの音を聞き合って相手を見なくても音でつながっている。ピアノがこうきたらドラムは自然に応える。あ・うん、の呼吸がそこにある。
心で通じ合っている。音を通してつながっている。
この3人の関係性が見ていておもしろい。

・Deep Affection
静かにしっとり。さびしいようなせつないような。それでいてあたたかみも感じる音。
ぎゅーっと凝縮された思いがふいに熱を帯びてわきあがってくる。それは過去においてきたものなのか、今は表に出せないものなのか。
それがあふれ出しそうになるのをぐっとこらえて、また胸の深いところに押し込めようとするように下へ下へとぎゅーっと沈めていく。
強い気持ちは残したまま。

・Let Love Lead Me
ピアノがさらさらと静かに。時折きらめきながら。うつくしい。
メロディがうつくしい。音はしっかりとぐっと強く。
メロディに引っ張られるように、ベースとドラムはそのピアノをぐっと押し出すように、次第にメロディが広がっていく。
次第に強い気持ちに変わっていく。そしてふと自分の手の中にあるものを見つめなおす。そしてなにか大事なものに気付く、みたいな。

「Let Love Lead Meは、もともとは歌の曲として書いて、佐藤竹善が歌って、そのあとSalt & Sugarとしてずっと活動していくことになるんです。それをインストでやってみたらすごくJAZZの曲みたいになって、JAZZでも表現できる要素があったんだなーと再発見したんです。自分ではわからないところに影響があるんだなーと僕としてはうれしかった。
たまにはマジメなことも言うでしょ(笑)」

・Wind and Leaf
静かなピアノ。シンバルの音。ベースの風。
ひらひら、ふわふわ、ひゅるひゅる。
やさしく力強い風が新しい、生き生きとした緑をつれてくるようだ。勢いが増して一気に木々の緑色を濃くしておおきくしていく。生き生きとした力を持っている。
大きく、強く、光を含んでいる。大きな風になる。あたたかく、強い風。光と青空と、あたたかさと濃い緑。大きくふく風。

・Storm Front
今度は嵐。強い雨。強い風。
ドラムは激しく、バシッと力強い。ピアノは吹き付ける雨、風のよう。
自分が正しい方向に向かっているのかもわからない。雨風が行く手を邪魔する。
それでも屈することはない。ピアノが動く。強い意志を持って、まっすぐではなくうねうねと進む。もがく、ぶつかる、跳ね返す。
さらに激しく。最後は3つの音がぶつかり合ってはじける。火花が散るぐらい。


= Enc =

「オリンピックも終わって、日本の選手を応援してましたけど。世界にはすごい人はたくさんいて、選手はみんな頑張ってました。僕達も団体戦!
卓球の石川佳澄ちゃんに似てるって言われたんですよー(笑)」

「こうして和やかにステージできることが楽しくて、ブルーノートで演奏できる、音楽の神様がいるような空間できるというのはうれしいです。ブルーノートのスタッフ、すべての方に、そしてもちろん来てくださるお客様にも感謝したいです。」

・Mas Que Nada (Sergio Mendes)
陽介さん、ベースソロでなぜかマイケル・ジャクソンが入ってます!


「最後はクールダウンして」

・Here, There and Everywhere (The Beatles)


楽しかったぁ♪

信頼し合ってて自由で、さらに自分達もめいっぱい楽しんじゃう3人はすばらしい!3人がうれしそうにニコニコしながら演奏してるのを見てるだけでもうれしくなる。

楽しい時間はあっという間。
聴いてきたばっかりなのにまたすぐ聴きたい!

Saltさん、山木さん、陽介さん、楽しい時間をありがとうhappy01heart

それと、会場で会っていろんなお話ししたみなさま、あなた達とも楽しい時間を過ごせてうれしかったです。いつもありがとう。
全部ひっくるめて楽しい機会を与えてくれるSaltさんにありがとう。

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