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9/2 塩谷哲&松本和将 ピアノデュオ・コンサート

9/2 塩谷哲&松本和将 ピアノデュオ・コンサート@銀座ヤマハホール

SALTさんと松本さんのピアノデュオは2回目。
前回は1時間だったのですがそれでも充実したすばらしいもので、それはおふたりも同じ想いだったらしくまた実現いたしました。

= 第1部 =
・ 「インヴェンション」より第1番
 ~ふたつのメヌエット(J.S.Bach) / SALTソロ
・黒鍵のエチュード Op.10-5 (ショパン) / 松本ソロ
・木枯らしのエチュード Op.25-11(ショパン) / 松本ソロ
・スカラムーシュ Op.165b (ミヨー)
  第1楽章 ヴィフ
  第2楽章 モデレ
  第3楽章 ブラジルの女
・Valse (塩谷哲)

= 第2部 =
・pray (塩谷哲) / 松本ソロ
・Life With You (塩谷哲) / SALTソロ
・「ドリー組曲」より (フォーレ)
  第1曲 子守歌
  第2曲 ミーアーウー
  第3曲 ドリーの庭
  第4曲 スペイン風の踊り
・2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448 (モーツァルト)
  第1楽章 アレグロ・コン・スピーリト
  第2楽章 アンダンテ
  第3楽章 モルト・アレグロ
・Spanish Waltz (塩谷哲)

= アンコール =
・あこがれのリオデジャネイロ (塩谷哲)

SALTさんはクラシックに挑戦し、松本さんはアドリブに挑戦。
SALTさんは「楽譜どおりに弾くのが大変」、松本さんは「楽譜があったほうが安心」。
そう言いつつ、お互い挑戦して刺激しあっている感じがしました。

最初はSALTさんのバッハ(1部はバッハと呼ばれていた人、ですが)。
そして松本さんのショパン。
まず、この松本さんのショパンにやられました。。。すごい。

「スカラムーシュ」は前も弾いてくれましたけど、第1楽章で羽とかいろんなカラフルな花が飛び交うような、おもちゃが踊ったり、遊んでいるようなかわいい感じ。
第2楽章では静かでゆったりとした淡い色。
第3楽章は、今度はおもちゃではなくて大勢の人間が集まって笑顔で踊っている感じ。

「Valse」は、Duoでしか聴けない曲ですよね。
「中間部、丸投げしますから」と、松本さんはそこでアドリブに挑戦。
グランブルー、みたいな周りが青だけで音もなにもない世界にいて、光に向かって手をのばすけれどなかなか届かない。それでも自分から強い意志を持って光に向かって歩きだし、最後はおだやかな心になる。

第2部では、松本さんが「ずっと弾きたくて楽譜も持っていて、いつ弾こうかなと思っていたんです」と、SALTさんの「pray」を。「クラシック音楽家としてのアプローチとして、楽譜をそのまま演奏します」と。
時おり、SALTさんのような音になる瞬間があって、すごく好きで聴いていらっしゃるんだなと思いました。音はすごく深くて、ゾクゾクしました。

「いろんな方に自分の曲を弾いてもらうと、自分とは違う表現があってそこに新たな発見があります。うれしいです。」とSALTさん。
「震災の後で「pray」を弾くことが多いんですが、やっぱり自分も救われたいと思うんです。」と言いながら「Life With You」。

この「You」が、いつからかたったひとりのYouではなく、複数形のYouに変わったんですよね。前よりももっと曲が大きくなってますね。大きな気持ち、広い心に包まれるあたたかさ。そしてそのなかにまっすぐな気持ち。それがより強く、太くなっていて、この曲に背中を押されながら、心にあたたかさが残るような気がしました。

つづいて、フォーレ「ドリー組曲」。6曲からなる組曲のうちの4曲。なんかかわいらしい曲が続きます。
1曲目はゆったり、夢見ているみたい。やわらかな日差しとやわらかい、さらさらとした風。なんだか眠くなってきた。。そんな感じ。
2曲目はスキップするみたいに、ちょっとおすまししながら回りながら踊るみたい。気持ちがはずんでる。最後はひとりじゃなくてたくさんで踊る。

3曲目。午後の日差し。木陰から見上げるひなたのまぶしさ。木々の間から見上げる青い空に白い雲がゆっくり動いている。そこに身をゆだねて、心地いい、ゆったりとした気分。

4曲目。華やか。光がきらめいている。あざやかな色が飛んでいる。ピアノから光が放たれてあざやかな色で満たされる。聴きながら思わずニッコリして幸せな気持ちになると、それが周りの人たちまで幸せになっていくみたいだ。

モーツァルトの2台ピアノ。
第1楽章。
最初はスパッと明るく。あたたかくほんわかした雰囲気の中にすーっと冷たい風。でも沈むことなく、ずっと光のほうを見ている。
第2楽章。
おだやかでゆったり。その世界に身をゆだねているうちに、自分の心が開放されていく。
第3楽章。
さらに自分が開放されて、心から大きく笑えるような、楽しいって言えるような。

なんだか、この曲はずっと上のほうに光が見えていて、下を向いていないで上を見ていたほうがいいよ、と言ってくれているみたいでした。心から楽しくなって力がわいてきたみたいです。

「Spanish Waltz」。
最初は自分の心の内は見せない。でも心の奥底がザワザワしている。
その心の奥の温度が上がってくる。下からつきあげてくる圧力が強くなってくる。
いったん自分で冷たい風を送って心を沈めて、心のあら熱を取る。
それを過ぎると、また心の中の声がざわつき始めて、熱いかたまりがあふれて来て力強く、大きく広がっていく。
今度は自分でそれを隠すことなく、まっすぐに外に出す。それも自分だと受けとめる。



小曽根さんとのDuoで聴いていた曲でも、弾く人が変わるとまた違う印象なんですね。
おもしろい。互いに歩みよりつつ、また互いに引っ張り合う。互いのいい部分を吸収し合う。

互いをリスペクトしている感じ。
それがまたいい。

アンコールでは「あこがれのリオデジャネイロ」。
松本さんもさらさらっとアドリブ弾いてる。さわやかな感じだ。SALTさんはそれを見ながら、聴きながらガンガン行く。

客席に小曽根さんがいらしてて「弾きたくてうずうずしてきたら来てください(笑)」とSALTさんが言い、曲の終盤でSALTさんが手招きすると、SALTさんの横に座って1台のピアノをふたりで弾く。

塩谷哲。松本和将。小曽根真。
ピアニスト3人。なんて豪華!!!

小曽根さんは、このふたりの演奏を心から楽しんで聴いていらしたみたいで、終わってからひときわ大きな声で「ブラボー!」と叫んでいましたよ♪

とってもたのしくて、すばらしくて、いい音楽聴いたな~という満足感でいっぱいです。

MCは、あいかわらずのSALTワールドで。。
この日はYAMAHAのすばらしい(マンションが買えるぐらいの値段らしいです)ピアノで、その横部分の曲線が「ねずみ返し!」だとSALTさんが連発。時おり松本さんが笑い転げるところも。。
脱線しまくると「曲やりましょう」と松本さんが先に進めてくれる場面も。。。

SALTさんと一緒に演奏する人たちは、そうやってどんどんしっかりしていく、と(笑)


なんだかんだ言って、またものすごいメモしてますのでsweat01
レポはあらためて書きますね。

SALTさんのライブでは、浮かんだことを書きながら聴いていたほうが、自分の頭の中が整理できるみたいです、私。

さらに細かいライブレポは、こちらへどうぞwink

note 追加
小曽根さんがブログに書いてくれてますhappy01heart
 Makoto Ozone Blog へGo!

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コメント

Twitterからさっそく見に来ちゃいました。
すっごいうらやましいです!ほんとに聞きたかったなぁ。
「スカラムーシュ」って楽しい曲ですよね。好きです♪
「ドリー組曲」っていうのは知らないんですが、聞いてみたくなりました(^-^)
レポも書いてくださるんですね。わくわく♪楽しみに待ってま~す。

投稿: くぅ | 2011.09.03 21:19

>くぅさん
楽しかったんですよ!
見たい!聴きたい!って声が多かったらまた実現するかもしれませんよ~happy01
松本さんのショパンのアルバムもオススメですよ。

投稿: めい | 2011.09.04 02:37

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