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11/23 上妻宏光@Bunkamuraオーチャードホール

Agatsuma_112310

上妻宏光 ソロ・デビュー10周年特別公演~伝統と革新~
 @Bunkamuraオーチャードホール
上妻宏光 / 志村けん / 綾戸智恵 / 藤原道山 / 村治佳織 / 夏川りみ

上妻さんは、三味線を習い始めて30周年、音楽活動を始めて20周年、そしてソロ・デビュー10周年、だそうです。
今回は、それを記念してのコンサート。
1部は古典曲を中心、2部はゲストを迎えて。

= 1部 =
津軽じょんがら節(旧節)
津軽あいや節
津軽音頭
津軽よされ節
田原坂
紙の舞 (上妻宏光) / with 志村けん
津軽じょんがら節~風林火山 / with 志村けん


= 2部 =
風 (上妻宏光)
Solitude (上妻宏光)
Jumpin' Jack Flash (The Rolling Stones) / with 綾戸智恵
華~宙を舞う風の如く~ (上妻宏光) / with 藤原道山
La Noche de Segovia (上妻宏光) / with 村治佳織
涙そうそう / with 夏川りみ
涙の記憶 (上妻宏光)
縁の詩 (上妻宏光)

津軽じょんがら節 (新節)


最初は上妻さんがひとりだけ。
「津軽じょんがら節(旧節)」に始まり、弾いてみたかったあこがれの曲だという「津軽あいや節」←これ好き。

「三味線の歴史は百数十年。おもに目の不自由な人が全国で弾いて広まっていった、魂の叫びなんですね。」

高橋竹山さんが演奏していて好きになったという「津軽音頭」。
この曲ってチューニング下げるのかな?全体的に低い感じで、音頭と言うわりにはちょっとさびしい気がする曲。かっこいいなぁ。

「自分の力がどれぐらいなのか試してみたくて全国大会に出て、15歳のときにひとつの大会で優勝しました。茨城出身なので津軽の音が出せるのかと思ってたんですが、それでかえって自分の音が出せるんじゃないかと思って。」
「もうひとつの大会でも優勝して、2連覇がかかったときに弾いたのが『津軽よされ節』。これを弾いて優勝した人はいなかったので、思い出のある曲です。」

「津軽よされ節」は、太くどっしりとした印象で、曲が大きく感じます。どっしりとしていながらもさらに音が細かく動く。これまたかっこいい。

「ロックバンドで演奏することになって、そのプロデューサーの方に勧められてチャレンジしたのが歌うこと。この曲を歌うとその方を思い出して恩返しができるんじゃないかと思って大切に歌っていきたい曲です。」
「田原坂」この曲、しっとりとした胸にぐぐーっとくる印象がありますね。

ソロになって初めて作った曲だという「紙の舞」。
弾き始めて後ろの幕があくと、そこにいたのが志村けん!
6年前ぐらいから、上妻さんが志村さんに三味線を教えているそうです。志村さんが弾きたいと言ったのがこの「紙の舞」だそう。
この曲、ちょっとクラシカルなところもあってかっこいいです。SALTさんとやったいいかも~。

志村さんに「風林火山弾きたいんだけど..」。「紙の舞」といい「風林火山」といい、難しい曲なんだけれど「たいへんな努力だと思います。集中力がすごいんです。」
つづいて「津軽じょんがら節」を、他に三味線の方を3人加えて5人で弾きます。
志村さん、すごいんです。「紙の舞」も「じょんがら節」も、さらに「風林火山」も弾いちゃってます!!

1部は着物姿だった上妻さん、2部は光沢のある生地のスーツで立って三味線を弾きます。
「風」「Solitude」を、エレクトリック三味線、ピアノ、パーカッションの編成で。
エレクトリック三味線は、やはり音の響きが全然違いますね。モダンな曲には合ってますね。

いつもながら元気いっぱいの綾戸智恵と一緒にローリングストーンズ!エレクトリックだと、音の響きがおさえられるのか、エレベみたいな音がする。おぉ、これもありなのか。

「同じくソロデビュー10周年なんです」という尺八の藤原道山さん。ビシッとスーツできめて、遠くから見たら津田寛治に見えたのは私だけ?
10周年記念として、お互い「華」という曲を作って、お互いのアルバムに参加したとのことで、上妻さんが作ったほうの「華」を。かっこいい~。思えば、藤原道山さんも生で初めて見た。

黒のドレスの上に、ピンクと赤の花柄の入った着物を羽織ってウエスト部分も着物の帯のようなデザインになっているステキなドレスの、村治佳織さん。
「AGA-SHIOでスペインのセゴビアに行ったときに聴きに来てくれたんです。演奏では今回初めて、三味線とギターでやるので曲を作ったんです。」ということで、あのときの楽しい思い出を曲にしたらしいタイトルもそのまま「セゴビアの夜」。

三味線のパン、パン、という乾いた音と、ギターのしめりけのある広がりのある音。これが一緒になって、ステキです。この組み合わせもあり、なんですね。音の響き方が違うのは、楽器の材質とボディの形状の違いなのかな。

夏川りみさんと「涙そうそう」。「いつもは三線ですが、今日は沖縄ではなく北の津軽三味線で」夏川りみさんは、出産後初めてのステージだそうです。この曲って、どうしてこう涙腺を刺激するんですかね。。

新しい挑戦だったという舞台音楽として作った「涙の記憶」。この曲っていつ聴いても湿り気が多くてしっとりしてて、ズーン..ときますね。

マイクのついた楽器での挑戦と、民謡も知っていただきたいということで「伝統と革新」というタイトルをつけたそうです。最後は「このコンサートのために作った」という「縁(えにし)の詩」。
パーカッションがアフリカっぽく響き、どこかの国の民族音楽のような雰囲気。三味線のメロディが力強く、どっしりとしていて、それでいて明るいし三味線のよさもある。その雰囲気のまま本編終了。

アンコールでは上妻さんのメッセージが流れ、再び紋付袴に着替えた上妻さんがひとりステージで、「津軽じょんがら節」を。なんか、これが原点、という感じがしましたね。


上妻さんという人は、津軽三味線で民謡、という基本的なスタンスを保ちつつ、それ以外にもいろんな音楽を取り入れていく積極性、柔軟性もあわせ持っている人なんだなと実感しましたね。おもしろいコンサートでした。

AGA-SHIOは今度いつ聴けるかな。。J-MEROハズレたし。。

このコンサートはNHK-BSで放送されるそうですよwink
1/1/2011 (祝) 22:00~
NHK-BS2 『伝統と革新 津軽三味線 上妻宏光 コンサート』 (仮称)
 11月23日オーチャードホールにて行われる10周年特別公演
 "伝統と革新"のオンエアーが決定!

余談。
アンコールで上妻さんのメッセージが流れたときに思ったのですが、上妻さんのしゃべる声って、及川ミッチーに似てるかも!
しゃべり方は全く違うのですが、あの声でもう少しカクカクしたしゃべり方で「杉下さん?」とか言ってくれたら「なんでしょう、神部くん」と答えてみたい、とか思いましたsmile

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