« cafe use | トップページ | 秋はボーカル »

AGA-SHIO

AgashioAGA-SHIO
上妻宏光 X 塩谷哲

三味線という楽器、おもしろい。

1曲めが始まり、「巴里のアメリカ人」ならぬ、「巴里の日本人」という言葉が浮かびました。
(なんせ、ピアニストがパリジャンなので)

以下、聴きながら思ったことをメモっておいたので、つらつらと。

西洋でもなく東洋でもなく、それを越えたところ。そんなものは関係なく、すべてはひとつ、One Worldなんだと。
三味線がもともと西洋にあった楽器で、タイムスリップして一緒にやっているかのよう。いや、その逆も言える。

よく練られて作られているはずなのに、即興のようなドキドキ感、緊張感が感じられる。三味線はメロディ楽器でもあり、打楽器でもある。ビートを作り出す。
三味線のイメージをくつがえす。

西洋料理に和の素材を加えた。単なるそれだけにとどまらない。どちらかに歩み寄るのではない。和素材でアイスクリームを作るような?(なぜにスイーツ?(笑))
もしかして、日本人にしかできない味付け?

ピアノという西洋の楽器を使いながらも、もともと持っている日本人的な「和」の感覚。
民謡と言ったら、いわばWorld Music。
どちらかといえば、自分は民謡をちゃんと聴いたことないし、軽視しているところもあるのかも。
でも、聴いててなんか安心するし、やっぱり日本人なんだなというのをあらためて認識した。

「じょんから」で三味線の作りだすビートにドキドキして熱くなる。
なぜか、三味線を聴くと大きな自然が目に浮かぶ。この曲も、大きな山々に吹く風のよう。ふたつの大きなうねり。速さの違い。
いや、自然の中だったらどちらも存在する。最後はそのふたつが合わさってひとつの大きな風になる。

「shufflin' city」なんて、もう違う曲じゃん!
オリジナルでは都会的だったSALTさんのピアノにも、おおらかさを感じる。

その男」はさ、お芝居を見たんです。
でもね、ワタシ的にはイマイチだったのね...上川さん出てたのにさ。
そう、あのお芝居は全編で上妻さんの三味線が流れていたのだ。この曲も聴いたことあったよ。あの話が、江戸から明治に変わる歴史の大きなうねりからはずれたところに生きていたひとりの男、の話なわけで。
こうやって聴いてみると、「その男」の主人公の悔しさとかあきらめというか、むなしさというか、思い出しました。。

三味線と一緒にやっているとはいえ、そこに流れている音色はまぎれもなくSALTさんの音でした。



フラゲしたものの、その日は某容疑者が逮捕されるというニュースに釘付けになってしまい聴けなかったので、今日のお昼休みに、自分の席ではなくて別のところで白い壁に向かって(余分なものが見えると邪念が入るので)座ってお昼ご飯を食べながら、聴きました。

で、手帳に書きなぐったのが、こんな感じ。
お昼休みの間だけ、まったく別の世界にいたようでした。
最後の曲なんて、宇宙空間にいるようでした。

はぁ。

SALTさんはまたすごいアルバムを作ってしまいました。
ライブが楽しみだ。

|
|

« cafe use | トップページ | 秋はボーカル »

salt」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/144322/46739543

この記事へのトラックバック一覧です: AGA-SHIO:

« cafe use | トップページ | 秋はボーカル »