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SALT & SUGAR @仙台青年文化センター シアターホール

ワタクシ、今週は夏休みでした。
旅行に行く予定でしたが、前日に友達がケガをしたため、キャンセルとなりました。。bearing

で、せっかく休みがあるので、SALT & SUGARを聴くために仙台に行って来ました。
SALT & SUGARは、13年ぶりにアルバムを発表して、これからツアー、なのです。

すご~いsign01
楽し~いsign01

(この後、少々ネタばれあります)

アンコール含めてほぼ3時間ですよsign01
全部で21曲やってますよsign01

わかりきってることですが、ピアノとボーカルだけ、なんですよ。
なんでもやっちゃうんですよ、できちゃうんですよ、この人たちgood

曲ごとの切り替えがすごいです、やっぱり。
曲によるピアノの音の変化、歌の方向、曲の広がり、それによる空気の温度の変化まで。
「Interactive」ではバンドサウンドだった曲もやるし、今までS&Sのライブでやってた曲もパワーアップしてるし、クラシック風なSALTさんの即興演奏から入っていく曲もあるし。

すごい緊張感を感じる曲、はたまた適度にゆるくてHappyheart01になれる曲、てんこ盛りです。

お客さんにコーラス参加させたり、手拍子してもらったり、あいかわらず竹善さんはお客さんをつかむのかうまいです。

ふたりのMCもいい感じ。
SALTさんが札幌で言ったという、
「フランスパンからピロシキに流れていく感じ(笑)」
(パリジャンの即興演奏からロシア風の曲へと流れていく、ということ)を、そのまま竹善さんが言うと「あ、取った(笑)」とsaltさん。

<ここからネタバレです。長いです>

会場が暗くなり、ヒロ寺平さんのオープニング呼び込み(?)から、いよいよライブがスタートです。

> 1. Pick Up The Pieces / Average White Band

ステージの両側からおふたりがやってきます。
saltさんがガツン!と鳴らし、竹善さんは立ったまま歌います。
これ、インストの曲ですよ!
こんなホーンがたくさん入ってる音の厚い曲を、竹善さんが全編スキャットで歌う!
おぉぉぉ~いsign01

> 2. Diary

S&Sの原点、だと思うと、この曲聞くとなんだか安心します。
竹善さんの声はほんのり甘くて落ち着いてます。

> 3. Mornin'

この曲、竹善さんはさすが歌いなれてる感じです。
ピアノは小気味よく、曲全体はすがすがしい青空のよう。

MC
昨日「利久」の牛タンを食べたとか(saltさんは牛タンハンバーグ)
竹善「ピアノと歌だけですが、長丁場です。MCのときにトイレ行って下さい(笑)」
salt「MCもかなりおもしろいですよ。13年前の僕と思っては困る!」

> 4. ココロ、スタート

ピアノも歌もやさしくて、肩を叩いて励ましてくれるみたい。
聞いてると安心できるというか、ニッコリできる。
竹善さんの歌からうすいピンク色が広がっていって、包まれるみたい。

> 5. 軌跡

ぐいぐいっとした勢いを感じる。ピアノも勢いあって、歌の後押しをする。
この曲って、いかにも竹善さんらしいというか、SLTっぽいというか。

竹善さんの声はまーっすぐに伸びて、光のごとくぐいーんと前に飛んでいく。

> 6. ひとりで生きてゆければ

ピアノも歌も、自分のすぐ近くに寄り添ってくれるみたい。
竹善さんの声は、近くにいながらも自分の周りをぐるっと包み込んでくれるみたい。
曲ごとの変化がすごいな。

> 7. Wonderful World

この曲もすぐ近くにいてくれるけど、ひとつ前の曲よりも1歩ひいたところで、自分を含む、もう少し大きな範囲で包み込んでくれるよう。
最初は小さかった歌の輪が、じわりじわりと広がっていって、歌もピアノも力強くなり大きく、じわっとやわらかく包んでくれる。

MC
今回は詞を先に書いて、相手の詞に曲をつけて、そのときにどんな曲にするかは指定しなかった、そう。
「ひとりで生きてゆければ」をやりたい、と小田和正さんに言ったところ
「なんでそんな地味な曲をやるんだ」と言ってたくせに、
人がやったらいいと思ったのか、その後セルフカバーしてた、という小田さんの話で笑わせるsmile

この日は、9.11のテロから8年目。
次の曲は「いつもやらないけど、今日はやりたいと思います」

> 8. Love is in Need of Love Today

saltさんが弾き始めると、竹善さんが
「この曲、詞がいいんですよ!」
と、また歌詞の説明をし始める。
「Concert2」にもその様子が入ってますが、そのときもいきなり竹善さんがしゃべり始めたので、saltさんが一瞬うろたえて、
「おまえな~!」
と言っているような雰囲気が入っている、そうですsmile

ピアノはやさしく、少し神々しさも感じるよう。ていねいに。
竹善さんがまさに目の前の人達、さらにその後ろにいる人達に向けて語りかけるように歌う。
そしてだんだんと歌が太く、力強くなっていく。
最後はまた目の前の人に語りかけるように。

> 9. Heart to Heart / Kenny Loggins

一転。ピアノは力強く、引っ張る。手拍子。
竹善さんは、外に向かってバン!バン!と歌を塊で飛ばすみたいに歌う。
かっこいいです。

MC
次のコーナーでは、クラシック的な部分を持つ曲の特集。
ビリー・ジョエルがベートーヴェンの「悲愴」をモチーフに「This Night」を作ったように、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」の第3楽章をモチーフに作った曲、として紹介。
「saltのクラシカルな演奏から歌に入ります」というところで「フランスパンからピロシキに流れていく感じ」と話すsmile

> 10. All By Myself / Eric Carmen

最初、クラシカル的な要素のある、saltさんの即興演奏から。
水面に石を投げかけてできる波紋が静かにじわーんと広がるように。
さらにポーンと石を投げるとわ~~んと、静かに大きく広がっていき、光にキラキラと輝き、さらには渦を巻いて回りだす。
ぐるぐる、がいったんおさまって、水面の色が暗く、重くなる。
少しさびしい、暗い世界。

静かに曲のイントロへつながる。
鬱屈したようなさびしいような、それでいてやさしいような曲。
心の奥から湧き上がってくるようなこのさびしさ、切なさ。
ピアノはあえて感情を抑えて1歩引いて見ているような。
水面を震わせるみたいに音が広がり、最後はおだやかになる。
この曲、ぐーっと迫ってくるような雰囲気がある。
なんだかすごくて、寒気がしたぐらい。

> 11. 少年時代

静かだけれど、こんどはやさしい、あたたかい雰囲気に。
一瞬にして空気が変わる。そこがすごい。
竹善さんのあたたかい声、そしてやさしいピアノにじんわりと包まれる。

MC
「みなさんにお仕事していただきます!」
と、次の曲ではパートを3つに分け、お客さんがコーラスで参加します。

> 12. Banana Boat / Harry Bellafonte

竹善さんが歌い、お客さんがコーラスを入れる。
イントロ、間奏、エンディングはひざを叩いて音を出す。
こうやってお客さんをのせるのがうまいね、竹善さんはnotes

> 13. バラと少年

間を置かずに曲をつなげるところ、saltさんが一瞬段取りを間違える(笑)

この曲が始めると、パッと色が明るくなった。
前向きで広い気持ち。歌は力強く、そしてさらには自由に漂うような余裕すら感じる。のびやかで、大きく。
途中のスペイン語の語りは、なんとsaltさんが!

> 14. A Sunny Sunday Morning / 服部克久

ピアノはやわらかく、ふんわり。スキップするみたいに。
竹善さんの声がやわらかくて、ふわふわしてる。
でもそこにすーっとした冷たいものも含んでいるみたいな雰囲気。

> 15. Spain / Chick Corea

ピアノが強い。硬い。緊張感を感じる。
最初は静かに始まり、ピアノも歌も熱さを秘めながら、静かに流れている。
少しずつ速いフレーズが入ってきて、音が厚くなっていくみたい。
赤、が増してくる。ピアノがジャカジャカと動き出し、確実に温度が上がっている。音が厚くなり、動きも早くなり、それでも熱さは表には出さずに、どこか冷めているのはなぜ?

MC
「同じコード進行を使った、3つの曲を用意しました。その3曲を演奏します」
シングライクの「Skylark」も同じコード進行、だそうです。

最初の曲は黒人さんが作った。
2曲目は白人のロック。
3曲目はAOR、白人だけど黒人さんの曲が大好きな人の曲。

> 16. Isn't She Lovely / Stevie Wonder

オリジナルよりもゆったりと。ピアノがやわらかくきらめいている。
ゆったりしてると違う曲に聞こえる。
途中、リズムに歌い方も少し突き放すような感じ。

> ~Saturday In The Park / Chicago

テンポあげて、ピアノはバンバンと叩くように。
歌は力強く、また音の塊をバンバンと投げるみたいに。
気づけば自然に次の曲につながっていた!

> ~Can't Say Goodbye / Bobby Coldwell

ピアノがはじけ、ぐいぐいっと押し込むみたいなところもあり。
この雰囲気のまま、竹善さんが「Isn't She Lovely」と「Saturday In The Park」を歌う。
コード進行が同じでもまったく雰囲気の違う曲に聞こえる。
ほんとにおもしろいぞ、この企画。

> 17. チェリー

この曲は、かわいくて、ゆるやかで好き。
聞いてるとHappyになる。
草野マサムネくんとは全く違うのに、それでもいいものはいい!

> 18. All I Wanna Do

この投げやりっぽい、ぶっきらぼうなところがかっこいい。
しかし、こういう曲もピアノ1本でやるところが、すごいです。

> 19. Piano Man

竹善さんがまた少しだけ歌詞の説明をする。
ワタシが勝手に、この曲はS&Sを象徴するような曲だと思ってます。
だから、2人でこの曲をやってくれるとうれしい。

> Enc
> 20. The Continental

小曽根さんのビッグバンド、No Name Horsesにやってもらった曲。
かっこいいんだよね~。

> 21. 川の流れのように / 美空ひばり

この曲自体がすごく力を持っていると思います。
それを竹善さんが自ら曲の世界を広げていくように、
ていねいに歌う。
いやいやすごいですよ。


すごいねぇ、このふたりは。

ライブレポート書きました。よろしければどうぞ。こちら。

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コメント

こんばんは!
仙台に行ってきたのですね〜happy02
札幌でもそうだったのですけど、とっても楽しかったっす!
本当に凄いっす、この二人は!catface

投稿: ふにゃ〜 | 2009.09.14 22:08

>ふにゃ~さん
ほんとにsign01
すごいです、このふたりsign03
初日でそんなによかったんだったら、
最後はどうなっちゃうんでしょうね~smile

投稿: めい | 2009.09.22 23:18

こんにちは。私は京都のに行ってきましたsign03
本当にこのお二人はすごいですよねsign03
音楽もすばらしいですが、トークもすばらしいhappy01楽しかったです。SALTさんは「おいでやす」なんておっしゃってましたよ。竹善さんとSALTさんの軽妙なトークに友達と二人して大爆笑してしまいましたhappy02本当に「耳のごちそう」って感じでしたよnote

投稿: run | 2009.09.23 10:02

>runさん
「耳のごちそう」ねsign01
なるほどhappy01
楽しい3時間でしたねgood

投稿: めい | 2009.09.23 22:34

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