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塩谷哲ピアノ・コンサート2009@サンシティ越谷市民ホール

塩谷哲ピアノ・コンサート2009
 Special Guest:小曽根真@サンシティ越谷市民ホール

あー。小曽根さんとSALTさんのデュオはひさしぶりhappy01heart04
あー。小曽根さんのライブもひさしぶりhappy01heart04

まず、セットリストをば。

・Morning Bliss
・Don't Know Why (Nora Jones)
・Mr. Madonna
・組曲「工場長の小さな憂鬱」より
 II 森に棲む妖精達のラベル貼り
 IV 慈愛
・即興演奏

・Walk Alone (Makoto Ozone)
・Valse
・2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448 (375a) (Mozart)
 - 第1楽章 Allegro con spirito
 - 第2楽章 Andante
 - 第3楽章 Molto allegro

= Encore =
・Bienvenidos al Mundo (Makoto Ozone)
・Preciousness

1部はSALTさんのソロです。
「Morning Bliss」は、季節柄なのか、最近は冬の朝の空気の冷たさを感じます。冬の空気は澄んでいて冷たいせいか、より光を反射してキラキラしているような気がします。
遠くからやってきた光が次第に大きく広がって世界に色を付けていき、最後にはそれを高いところから見ている、という雰囲気。

「Don't Know Why」は、甘いcakeだけじゃなくてそこにちょっとしょっぱさがあるというか。
やわらかいものと堅いもの。つめたさとあたたかさ。
そんな相反するものがどちらも存在する、という感じ。

うって変わって「Mr. Madonna」は、ぐるぐるぐるぐるtyphoon、コロコロコロコロ...soccer
ずっと止まらずに時折跳ね上がりupながら、転がっていく勢いを感じます。止まらない。速度が落ちない。追いかけっこみたいで楽しい。

組曲から2曲を演奏。アルバムを聴いた身としては、2曲では物足りませんがsweat01
4月からのソロピアノツアーでは、全曲演奏するそうですよ!!(がんばれ~rock)
個人的に、聴くたびに「慈愛」がしみますね。。。weep

「即興演奏」は、今日はタイトルついてなかったです(笑)
「こういう風な心境なんだな~とわかっていただければいいです」と。
では、実況中継を。

じわーん...ズーン..
音がじわーんと、少しずつ降ってくる。硬く、冷たい音。
ポロン、ポロポロン、ポロポロポロ....バラバラバラ...っと。
少しずつ、少しずつ、それがじわーんと広がる。
音をポーン、と投げて、それが波紋のように広がっていく。

薄いブルー。暗くない、水に近いような薄い色。
おだやかでまっさらな気持ちで満たされている。そこにちょこっとだけ冷たさ。
おだやかだけど、ちょっと冷たい。冬のピリッとした空気のように。
外は寒いけど、心の中は落ち着いている、みたいな。
なんか、こういう即興演奏、最近のSALTさんにしては珍しいかも?

...って思ったら、バタバタッ、と動き出した。
堅い、角のある音のかたまり。雪、というより氷の硬さ。
バラバラッと降ってきた。低い音が少し不安かな。
ズンズンと角のある音がぶつかってくる。転げまわっている。はじけている。

ふってわいたような不安感。
せっかくおだやかな気持ちだったのに、一気に雲がやってきて雨を降らせるみたいだ。それも激しく。
今度は、少しずつやんできたかな?と思ったけど、ぴゅーっと冷たい風が吹いている。
何かを蹴散らすかのように、一陣の風がびゅんびゅんと吹いている。

風が変わった。ゆったり。低くズーン。。
辺りはまだ暗い。あ、少しずつ光が見えてきた。雲が少しずつ晴れてきた。
うーん。冬の空気の冷たさだ。
水の粒が冬の光に輝く。

最初のようにまたおだやかになってきた。
最後はじーん、と余韻。。


2部は、ステージにピアノが2台向かい合わせに並びます。
最初は、「ふたりで弾く前に、小曽根さんの曲をアルバムにいれたので、それを聞いてもらいたいと思います」と「Walk Alone」を。
曲の終盤になって、小曽根さんがそーっとステージにやってきてそこから2台のピアノになります。

これは不思議なんだけど、小曽根さんが一緒になって弾きはじめると、そこからパーッと華やかになって世界が開けてくるみたいな気がする。小曽根さんの存在って、すごい。
すでに2台のピアノの間にはいい風が吹いています。楽しそうhappy01

SALTさん、この曲をアルバムに入れることを小曽根さんには内緒にしていたんだそうです。知ってたのは小曽根さんの奥様だけ。奥様が突然、「あなたの曲を、誰かが勝手に録音したら罰せられるの?」と聞くので「そんなことないよ、うれしいよ」と答えたんだそうです。
それで、SALTさんから「アルバムができたので聴いてください!」と言われたので見たら「Walk Aloneだ!」ってビックリされたんだそうです。
自分の曲を演奏してくれるのはうれしい、と小曽根さんが言ってました。

そして、これまたひさしぶりの「Valse」。パリジャン・シオノヤが書いた、ワルツ、ではなくフランス語の「ワルツ」というタイトル。
この日の「Valse」は、夜が降ってくる、そんな印象でした。
夜をじっと眺めて、夜を感じていたら、次第に自分の眼前に宇宙が広がって、その大きな宇宙の中で、自分はしっかり大地を踏みしめて立っている、そんな気がしました。前に聴いたのとまた感じ変わったかな。

おふたりのモーツァルトも久しぶりです。(小曽根さんは「モーちゃん」とか言ってましたnote)
「のだめカンタービレ」で、千秋とのだめが弾いてた曲、です。「こんなもんよく初見で弾けるよね」と言いながら、さすがのSALTさんも譜面を見ながらの演奏です。

第1楽章は、やわらかい色彩の丸っこいものがポンポンと跳ねます。
カラフルな飴玉か、マシュマロか、シャボン玉みたい。
第2楽章は、ゆったり。木陰でやわらかい陽の光を浴びながらリラックス。
ときにはのんびりしすぎてうたた寝をしてしまうような雰囲気。やわらかい日差しと緑色、を感じました。

第3楽章は、もっとカラフル。第1楽章よりも色が強くて、音がポンポンと、もっと強く、鋭くはねたりします。
追いかけっこもしてます。遊び心も見せます。
ふたりでいることがとてもとても楽しい、というのがよーくわかります。

アンコールは、これまたおふたりのデュオには欠かせない「Bienvenidos al Mundo」。
いつ聴いても楽しいですheart
ほんとにおふたりとも楽しそうなんですhappy01

最後の最後は、SALTさんのソロ。「音楽への感謝」という意味を込めての「Preciousness」。
とてもあたたかくて、この曲を聴くたびに、SALTさんのピアノを聴けるという、ありがたさを感じます。
ほんっとに、しみるんです、この曲confident

初めてふたりで一緒に演奏してから、6年だそうです。
もうそんな経ちましたか。。早いですね。。
あー、また小曽根さんとも一緒にコンサートやってほしいです。

私にとっては、塩谷哲というピアニストと、小曽根真というピアニストのふたりの組み合わせというのは、史上最強goodshineなんですよ。
ずっと見ていたいし、聴いていたいですnotes

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