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2/7/'09 塩谷哲ソロピアノ@京都府立ホール アルティ

SALTさんのソロピアノライブ。
京都だったら、観光も出来るしhappy01sign01ということで行ってきました。

3/4に発売になるソロピアノアルバムの曲も聴けるだろうし!と思っていたら、やってくれましたよ、本邦初公開ですってnote

会場はこじんまりとしたホールで、合唱とか、小編成のオケならできるぐらいのステージの広さ。
音の響きもいい感じ。SALTさんも会場入りしてから2時間ぐらい弾いていたそうですが、「いろんなところから響きが聞こえてきて気持ちいい」と言ってました。

セットリストです。

= 第1部 =
・Morning Bliss
・Walk Alone (Makoto Ozone) *
・Bud Powell (Chick Corea)
・Enharmonie
・Side by Side (We Go) ~Keep Smiling

= 第2部 =
・即興演奏「まともに出て来れない人」
・枯葉
・組曲「工場長の小さな憂鬱」より *
 Ⅰ 純白の野心
 Ⅱ 森に潜む妖精たちのラベル貼り
 Ⅳ 慈愛
・MR. MADONNA *
・Deep Affection
・Spanish Waltz

= Encore =
・Preciousness *

*は、ニューアルバム収録曲

「Morning Bliss」は、音の持つ空気がいつもよりも冷たいような気がして、冬の朝かな~と思いました。
冬の冷たい空気の粒に、やわらかな光が反射してキラキラshineしてました。

「Walk Alone」は、小曽根真さんの1992年のアルバム「Walk Alone」に収録されているそうです。
私はまだ聴いてことがないのですが、アルバムではトリオ編成のJAZZバラードでストリングスも入っているそうです。SALTさんバージョンはスローボッサだそう。
何かを考えながら、でも周りの変化にも気づいて歩いている。歩く速度を速めたり止まったりしながら、ひたすら歩いている。少しワクワクhappy02するような、でもちょっとさびしいweepような、そんな感情が入り混じる。

「Bud Powell」は、SALTさんが時々演奏しますよね。
前に突っ込んでいくような勢いがあって、音が硬くて跳ねている。
角のあるものがパンパンはじけていて、でも全体的には丸さも感じる。
かっこいいんだな~、これgood

「Enharmonie」は、コーヒーcafeにミルクを入れると、それがゆっくり渦を巻くように静かに周りと溶け合っていく。そんな風に音が変化する。
そんなところにポーンと石を投げ入れると、波紋が広がるように模様が変わっていく。
大きく動いたり、そこにキラキラしたものが降ってきたり、万華鏡を見ているみたいでした。

「Side By Side」は、打って変わって春先cherryblossomのやわらかさと冷たい空気を同時に感じて、静かになったな~と思ったら、いつのまにか「Keep Smiling」に変わってました。
今度はしっとりとした春が来たな~、と思ったら「お正月」になってた。SALTさんも笑ってましたcoldsweats01

2部の始まり。横の扉が開いたなと思ったらやっぱり後ろから出てきてsweat01
なので、即興演奏のタイトルが「まともに出てこれない人」coldsweats01
ジャカジャカ、ぐるぐるっとピアノの上で指が暴れまくっている。
何かが始まるのかな~、でもなんか不安だな~。
なんで不安なんだろう、あー、なんかやってくるよ~。
あー、もう、どうしよう!!!ってな感じdelicious

「枯葉」はさびしげだったweep枯葉色の雰囲気。
ひとりで秋mapleの街角を、上を見上げながら歩いてる、そんな雰囲気だった。
最後、ひらひらと枯葉が一枚、手のひらに落ちてきた。

さて、組曲です。
SALTさんの即興演奏で聞かれるような、ちょっと聴くと現代音楽みたいな感じ。
いろんな雰囲気の曲があるみたいです。

「純白の野心」は、白鍵だけで演奏する曲だそうです。
続けて「森に潜む妖精たちのラベル貼り」も演奏します。

最初は白鍵だけ。同じメロディが、単音から和音がついたり、いろんな風にどんどん変化していきます。
だんだんと大きくなっていって、ズンズンと不安が高まっていって、最後には細かい音がくるくると回りだします。ハープの音みたい。

「森に潜む妖精たちのラベル貼りというタイトル聴いて、SALTさんとファンタジー?意外~?
と思っていたのですが、実はこのタイトルにはsecretがあるようで。。。
「森に潜む...ラベル...」
「もりにひそむ...ラベル...」
「モーリス..ラヴェル....」だそうですsweat01
パリジャンだし、ねsweat01

組曲4曲目の「慈愛」。
これは全然雰囲気変わって、じわりじわりと左手のメロディが押し寄せてきて、思わず涙腺がゆるゆるしそうweep
そこに右手の切なげなメロディが乗って、感情が波のように寄せては返してくるみたい。
なにか、もろくてはかないものを、両手でくるんでやわらかく包み込むような感じでした。

「MR. MADONNA」は、ビートルズの「LADY MADONNA」みたいな雰囲気のある曲だから、このタイトルらしい。

すごく勢いがある。止まらない。
少し茶色がかったいろんな色を持った幾何学模様みたいなもの、立体、それも角がいっぱいある多面体がぐるぐる回っていて、一緒に球体も回っている。
一見同時に存在しそうもないものが共存しているみたいだった。
「LADY MADONNA」も混ざってた。

「Deep Affection」は、じんわり..さびしかったweep
何かわからないけれどじんわりとしたものが心の中、奥のほうにずっとあって、それがわーっと押し寄せてきて、そしてまた心の奥に戻っていく、そんな感じ。じんわりとしみこんでくる。

「Spanish Waltz」は、あいかわらずすごい迫力だった。
熱い空気と冷たい空気。
熱いものがふつふつとわいてきて、そこに冷たい空気が吹いてきて、そのふたつがゆっくり回ったり、激しく渦を巻いたり、そこに沈めるように風邪吹いてきたり、暑さと冷たさの間にある空気がすーっと横に流れてきたり。
そして最後は自分の力で、その空気をかき回す。

アンコールは「Preciousness」。
「音楽への感謝を曲にした」そうです。
やさしくて、あったかくて、まっすぐで大きくて。
なんだか、SALTさんの曲、音楽に出会えてよかったなheart01と思わせる曲でした。

ピアノソロアルバムについては、今回初めて自分ひとりですべてをやったので、どこまで弾いていいのかもわからないし、全部自分で判断しなくちゃいけないし、正直言って怖かった、と言ってました。
でも、また新たなSALTさんのいろんな面も聞けてよかったです。
また一歩踏み出した、って感じですかね、SALTさんhappy01

ピアノソロアルバム「solo piano = solo salt」は、3/4発売です。
他に、ジャコ・パストリアスやノラ・ジョーンズのカバー。バッハのインベンションや、バッハが書いたと言われていたが実は違っていたという「メヌエット」も入ってるそうですよ。


そう、2/22(日)22:54~テレビ東京系(2/25(水) 24:00~ BSジャパン)「みゅーじん/音遊人」は、SALTさん特集ですsign01
先日の町田のJAZZピアノ6連弾も、この日のライブでも取材が入ってましたよ。

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